目の前に、みずがき山がそびえている
陽に照らされた岩肌
圧倒的な威圧感
森の農園キャンプ場Gサイト
そこへ通じる山道を登りきると
この大きな壁が行く手を塞ぐ
この壁の頂きから何が見えるんだろう
この壁を越えると
一体何が待っているんだろう
信仰を持たなくても
自然の神聖さがひしひしと伝わってくる
みずがき山を背に振り返ると
今日一日がそろそろ終わりかけていた
この壁に出会うために来たんだな
と、あらためて思う。
寒暖差がはげしい晩秋の11月
特に最近は
小春日和が小夏日和に
暑い秋だ
でも山は確実に冬に向かっている
12月は平年並みか
それ以下になりそうだ。
みずがき山のキャンプ場は
白樺の原生林に囲まれている
キャンプ場に近づくと舗装が途切れ
せまく、デコボコな道が続く
沢に架かる車幅ほどの橋を渡ると
キャンプ場管理棟が見えてくる
神聖な世界への入り口。
11月9日月曜日
今週末も天気予報はキャンプ日和
でも14日は相棒ハスラーの1ヶ月点検
午前中に終えたとしても
それからキャンプとなれば
あまり遠くまで行きたくない
近場と言えば
アクアラインを利用しての千葉
それがダメならやはり道志か
ともかく方々に電話を入れてみる
でも昨今のキャンプブームで
千葉どころか道志も富士も
至るところ満員御礼
一週間以内の予約じゃもう遅いのだ
そんな諦めかけていた時
だめ元で電話した観光農園
空いていましたね
「もう寒いせいかまだ数組です」
と管理人さん
「午後2時くらいにチェックインします」
そして14日、観光農園に向かう。
「とびこみで二組入りましたが大丈夫です」
管理人さんがおっしゃる通り
ほんとうに大丈夫だった(笑)
川の音しか聞こえない
川側、山側のサイトを合わせても
7、8組だろうか
テントの設営が終わって
みんなひっそりとしている。
山側サイトにテンゲルを張る
まわりは4組
3組はご年配のソロキャンパー
目に見えないパーテンションに守られ
それぞれが自分の世界を築いている
動いている音が自然の音に同化して
とても静かだ
テントから見える景色を眺めながら
足を伸ばして寛ぐ
穏やかな一日を過ごせそうだ。
朝晩はもちろん寒いけど
日中はちょうどいい暖かさ
小春日和だ
どこまでも青い空
ここずっと大変な日々が続くが
陽の光を浴びると勇気が湧いてくる。
2020年10月31日
ひと月2度目の満月
ブルームーン
31日はハロウィンの日
満月と重なるのは珍しいらしい
この日の道志の夜は秋晴れ
冬の星座に囲まれながら
ブルームーンが煌々と輝やく
混じりっけのない秋の大気
不純なものが消えていく
今回から灯油ストーブを持参
一酸化炭素チェッカーの確認
本格的な冬に備えていろいろ準備しよう
翌朝、ブルーに冷えた大地を
11月の太陽があたためる
そんな光のやわらかさに
水面の落ち葉が青空に映える
天候に恵まれた週末の道志
こんなキャンプ、久しぶりだ。
今回、テンゲルテントの初張り
とにかく前室の広さと高さに感激
灯油ストーブを置いて調理も出来る
コットンテントに比べれば
結露とかいろいろ気になるけど
圧倒的に軽いのがうれしい
広くて軽いのが一番いい
今年の冬はテンゲル三昧になりそうだ。
朝目覚めたら
四尾連湖の上空には
うろこ雲が広がっていた
秋ですね
四尾連湖のキャンプ予約は中々取れない
平日ならまだしも土日は難しい
10月17日の土曜日
どこもかしこも雨予報
前日の金曜日
夕方遅めに電話を入れてみる
運良く予約が取れた
キャンセルが出たようだ
土曜日は一日中雨
雨の四尾連湖
けむる湖。
テントの設営が終わって
くつろぎながら
目の前の湖を眺める
やはり雨は降りやまない
夜中の1時半
あまりの静けさに目が覚める
雨はやんでいた
翌朝の日曜日
晴れないにしても何とか持つらしい
予報が当たれば
予報が当たった。
秋のうろこ雲
穏やかな朝だ
もう一日休みがほしい
ずっと湖を眺めていたい
四尾連湖の何がこんなに惹きつけるのか
行きかう人みんなに声をかけたくなる
自然と優しい気持ちにさせるのだ
もう少しゆっくりしたい
でも11時までにはここを去らねば
来た時と同じ
この湖沿いの細い道を
キャリーワゴンを引いて駐車場に向かう
荷物の運搬は大変だけど
それも含めて
四尾連湖の魅力なんだろう
また会う日まで、四尾連湖。
2020年10月1日 中秋の名月
お月見の季節です
いち早く秋を感じたく
上信越高原のキャンプ場に向かいました
天空の湖、野反湖
自宅を出て4時間半
峠のてっぺんで
美しい湖に出会いました
地上ではまだ夏を引きずっているのに
天空では暦通りの秋
標高1500m
当たり前に寒いです
湖畔のあちこちに人の影が見えます
もしかして、フライフィッシャー
「ヒュッ」とロッドのしなる音
ラインがUの字にしなやかに舞っています
あいにくの曇り空ですが
風もなく、ただただ静かな時間が流れます
癒されますね。
ビジターセンターから
キャンプサイトまでは徒歩10分
途中、谷に架かる弁天橋あり
リヤカーがなければ
だいぶ近道
運搬用のリヤカーを引いて上る坂道
これが結構キツイです
サイト手前の湧水
ここまで来れば
野反湖はもう目の前。
キャンプ前日に
野反湖キャンプ場管理事務所からメール
10月1日よりチェックイン時間の変更
混雑(蜜)の状態を回避するため
AM8:30から受付け可能(通常12:00)
との事
みんな天空の湖を目指しているんだ
確かに10月3日朝9:00に到着した時は
すでにリヤカー無し
でも午前中はサイトにまだ余裕あり
ところが夕方には結構な蜜状態
ま、連休中の道志ほどではありませんが
フリーサイトのソロ
こうなるとどうしようもないです
野反湖でキャンプが出来ただけ
良しとしましょう。
もうテントは冬支度
ポールテントの煙突がチラホラ
でもストーブはまだ早い
せめてアナリスからアクトへバトンタッチ
久しぶりのアクト
とにかく小さく包って暖まりましょう。
朝が早かった分
秋の夜長の日暮れにはウトウト
幻想的な天空の湖
雲の切れ目から月がのぞいています
2日遅れのお月見です。
暑さ寒さも彼岸まで
秋のお彼岸までまだ一週間あるのに
今日の山中湖はけっこう寒い
標高1000mもあればなおさらか
コロナの影響でチェックイン前に検温
36.3度 普段より低い
寒さのせい?
樹木の葉に覆われた地面
時折降る雨が
スポンジの腐葉土にしみ込んでゆく。
キャンプ場の注意事項のひとつ
直火、焚火(焚火台使用を含む)禁止
焚火台もだめなのか
ま、おいしいコーヒーさえ飲めれば
のんびり出来るだろう
今日は生豆を煎ってみよう。
彼岸過ぎを待たずに
このまま秋になってしまうかも
年を重ねるごとに、夏の記憶が薄らいでゆく
いろいろあった夏
でもあれはいつの夏だったけ
コーヒーを飲みながら
今年の夏をふりかえる
ま、忘れんだろう
この2020年
コロナの夏
オリンピックが消えた夏
夜中の何時頃だろう
タープに落ちる雨音で目を覚ました
梅雨の中休み。でも雨は降る
予報では小雨。ま、大丈夫だろう
そう思うと、パタパタという雨音がヒーリングのBGMになる
外が明るくなってから道志川に下りてみた
雨の影響もなく透明な流れ
ここは道志川源流の山伏峠から3㎞ほど下流
まだまだ純粋な流れ
リバー・ランズ・スルー・イット
これからいろんなものを背負って
いろんなものを乗り越えて流れていくんだな、淡々と
川沿いのサイトには
川に魅せられ釣りに魅せられた
アングラーと思しきおじさんたちが団欒していた
「もし釣りが仕事の妨げになるのなら、仕事の方をあきらめなさい」
そんなこと言ってみたいすよ(笑)。
昼過ぎから雨予想の新戸キャンプ場。
降り出したら今日はひと晩中降るみたいだ。
さっそく物干し竿のタープの出番がやってきた。
道志川の流れとタープに当たる雨音を聞きながら今日一日を過ごそう。
でも、午後1時になっても、3時になってもいっこうに降る気配がない。
タープの下でずっと雨を待ってるみたいだ。
思わずうとうとと寝入ってしまう。
川の向こう岸は青野原。
家族連れが目立つ。けっこう奔流の道志川。
子どもの歓声が、川の流れにかき消されながらも聞こえてくる。
それと対照的に、
こっちは一人もんか二人連れが多い。
これは偶然なんだろうか?
翌日の雨上がりの撤収を考えると憂鬱になるので、今日は車中泊にしよう。
車中泊、まだ眠れないほど暑くはないし、もちろん寒くもない。
ただ、天井が低いので、前後の方向転換がちょっとしんどいだけだ。
結局、局地的な豪雨は新戸キャンプ場をかすめるように去っていった。
夜中に降った雨はわずかで風もおだやかだった。
道志川のほとりで、予約なしのソロキャンプ。
適当なサイトを見つけてタープを張る。
腹が減ったら適当に料理を作る。
まどろみながら、日がな一日ぼんやり過ごす。
翌朝は6時に起きて、ブランパンとコーヒー。
コーヒーは2杯飲んで8時半にチェックアウト。
こんなキャンプ、悪くない。
もう少しで2020年の梅雨がやってくる。
出来るだけ雨に濡れず、簡単にタープが設営出来れば雨の日キャンプのストレスが少しは軽減される。
で、いろんな情報をもとに、タープを車に直接取り付けてみようかと。
物干し竿のカーサイドオーニング。これだったらそんな費用も掛からないw。
最長3mの伸縮物干し竿に、285cm×300cmのタトンカタープ2TCを取り付ける。
ま、雨の日に限らず、狭いサイトでも有効そうなので、物干し竿はベースキャリアのバーに常時固定することに。
ぴったし金具でがっちり固定すれば、ビジュアル的に物干し竿に見えないかも(いや、どう見ても物干し竿だねw)
幸いこの車のルーフは長い。物干し竿は、使用時にフロント側だけ伸ばせばいい。
あとは、タープに雨が溜まらないように工夫すればいい。
ま、何とか使えそうじゃないすかね。
糖質制限を始めた2019年7月。ついでにお酒と煙草もやめてしまった。
もうそろそろ一年になるが、今のところサイコロを転がしても振り出しに戻る目は出ない。
でもキャンプだよね、しかもソロキャンプ。
危うさいっぱい。
暇なようで暇じゃなく、でもやっぱり暇。
キャンプ。うまいコーヒーを淹れて煙草プカプカ。
話し相手のいない長い夜は、焚火の弾ける音と川のせせらぎ、
これをBGMにウイスキーのロックグラスを傾ける。これが醍醐味。
でもなあこの一年。
糖質制限が当たり前になってきたのかな。
ま、せっかくのキャンプだから今日はいいだろうと米一合を炊いたりするが、
せっかくのキャンプだからとお酒も煙草もという気にはならない。
でも晩酌の習慣は残っていて、ビールの代わりにサントリーのALL-FREE。
これが実に美味い。
味はむかしと違って確かに美味くなったかも知れないが、しょせんノンアルコール。
でもこれがいい気分になるから不思議だ。
話し相手のいない長い夜は、寝るに限る。
朝早起きすれば夜はすぐに眠たくなるもんだ。
疲れたカラダとココロを休ませるためのキャンプ。
暇な時間を作るためのソロキャンだよね。などと独りごちて美味しいコーヒーを何杯も飲んでいる(笑)。
禁酒禁煙。糖質制限の一環ではあるけれど、はたしていつまで続くやら。
ま、とにかく、今のところは大丈夫だ。
昨年、いろんなところで「トーシツ・セーゲン」という言葉を聞いた。
試しに近くのイオンでコンニャクラーメンを買って食べてみたら結構イケルじゃんと思ってしまった。
それで、2019年7月の初め、もし途中でガンバローと使命感みたいなものが出てきたらやめようというヤワな気持ちで「トーシツ・セーゲン」をスタート。毎日コンニャクばかり食べてたわけじゃないけど、ちょうど2ヶ月程経った8月の終わり頃、なんと20kgも痩せてしまった。
それ以降もゆるやかな速度で減量中。2020年を迎えた現在、トータルで25kg減。
正しいダイエット方法かどうかは分からないが、ちゃんと睡眠も取れているし、以前よりは便通もある。食事もいろいろ工夫してるのでストレスもない。これが健康ってやつかな。今までどんだけ不健康だったんだ(笑)。
この感じが長続きするよう、霊峰富士のお山のパワーをたくさん浴びて帰ろう。
今日は天気がいい。
2019年4月。今月いっぱいで
「平成」が終わる。
来月5月から始まる新しい舞台
「令和」。
どんな舞台になるんだろう。
座って眺めているばかりじゃ
前に進めないな。