ホウリーウッズでお花見

ホウリーウッズく久留里キャンプ村

去年に比べれば大幅に早い桜の開花。3月23日、横浜の桜は満開だ。あいにく空模様は曇天だが、桜が咲いているところはどこに行っても花見客でいっぱいだろう。人込みはなるべく避けたいので、桜とはまったく関係なさそうなホウリーウッズに向かった。面白いことに、そこで偶然お花見が出来てしまった。ま、お花見と言ってもサクラではなくモクレンだが(笑)。  

ホウリーウッズも春ですね。クヌギやナラの木に交じって、小ぶりだけど、桜もひっそりと咲き始めていた。

 

 

 

午後2時ごろホウリーウッズに到着した時、先客はひと組だけだった。そのせいだと思うが、電源を使用しなければACサイトにテントを張ってもOKとのこと。そういうわけで、モクレンの木の下の一等地で、ホウリーウッズの林を眺めながらのキャンプ。林の中も良いがこの景色もいいね。ACサイトは、たぶん今回が最後だろうけど(笑)。

 

 

 

モクレンを漢字で書くと「木蓮」。「木蘭」とも書くそうだ。

花びらが「蘭」に似ているかららしい。ネットで調べてみたら花言葉も出ていた(笑)。「自然への愛」「持続性」だそうだ。

なるほど。自然への愛の持続ですか、納得(笑)。

 

 

ホウリーウッズの奥に、何百本もの太い竹の密生地がある。そこはホダ木が組まれた椎茸の畑だ。昼間でも薄暗い竹の森。夏には直射日光から椎茸を守ってくれるのだろう。それにしても立派な竹だ。竹ってこんなに太くなるんだな。時代劇のワンシーンに使えそうだね(笑)。

 

と、その時

「あれぇ~、お侍さん、お助けくださ~い」

と、赤襦袢を露わにした久留里村の年端の行かぬ娘が、竹林の暗闇から忽然と現れた。娘の背後には何本もの赤い松明が見え隠れしている。

「なぬっ、娘どうした。誰にシイタケられたのだ」

「あっ、そう言うあなたは、タ、タ、竹ゾウさん?」

「うむ、今はムサシのおじさんと名乗っている。それより娘、急いでこの竹の林から脱出せねば。せっしゃがおぶって進ぜよう。もちろん下心は・・・いてぇ」

追っ手に背を向けて屈んでしまったおじさんは、あっさりと背中を斬られたのだった(無念)。

 

日が差さないせいなのか、くだらない妄想のせいなのか寒気がしてきた(笑)。

 

 

ホウリーウッズの林は、これから夏にかけ青々と生い茂る。

林が森に変わる。今はまだ、枝が神経細胞のように無数に広がる繊細な林だ。その林が光を通すと幻想的で美しい。むかし、上野の美術館で観た小野竹喬の絵のようだ。

 

 

 

 

目の前の林の中に沈んでいく夕日を眺めながら、今日は久しぶりに焼鳥を焼いてビールで乾杯した。これからの季節、外での炭火が増えていく。確実に暖かくなってきたな。

 

 

 

拡声器を車載して役場の人がこの地域を廻っているのだろうか。

このホウリーウッズにも聞こえてくる。聞き取れないくらい小さな声が、風の向きによって突然大きくなる。

 

「明日、朝6時から一斉にイノシシ狩りをいたします」

 

この辺りにはイノシシが出るんだな。大丈夫かな、ここ(笑)。

 

聖なる森もだいぶ更けてきた。今夜はそんなに冷えないだろう。灯油ストーブで暖を取ろう。薪ストーブの出番はなさそうだ。

 

 

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